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プレスリリース

こどもIoTを実現する、こどもパソコン『IchigoJam』ver 1.3 をB Inc.がリリース
~さくらインターネットの『sakura.io』を利用した通信用コマンドを標準搭載~

2019年01月25日

IchigoJam S2

jig.jpグループのIchigoJamを用いたプログラミング学習に関する企画を行う株式会社B Inc.(本店:福井県鯖江市、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:福野 泰介、以下B Inc.)は、セットアップ不要・シンプル・安価なこどものプログラミング教育ツールソフトウエアとして開発した『IchigoJam BASIC(イチゴジャム ベーシック)』のver1.3を2019年1月25日よりリリースします。

IchigoJam BASICは、LEDを付けたり消したりするプログラミングの初めの一歩から、テレビゲーム作りを1時間程度のワークショップで体験できる、プログラミング学習用に開発されたOSです。はんだづけや、ブレッドボード上で組み立てる工程からの電子工作の体験学習もできます。IchigoJamの累計発行ライセンス数は、2018年末時点で46,000を突破しています。

IchigoSoda

このたびリリースするIchigoJam BASIC ver1.3では、インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中 邦裕、以下さくらインターネット)のIoTプラットフォーム『sakura.io』を用いたデータのやり取りがより簡単にできるようになります。sakura.ioは、モノとネットワークでデータを送受信するためのsakura.ioモジュール、通信環境、データの保存や連携処理に必要なシステムを一体で提供するIoTのプラットフォームです。 従来のIchigoJamでは、sakura.ioモジュールの仕様を把握してプログラミングする必要があった通信処理を、コマンド一つで実現できます。また、sakura.ioモジュールとIchigoJam BASICを接続しやすくするためのIchigoJam互換機『IchigoSoda』(さくらインターネット製)を使用することで、さらに簡単にIoTプログラミングを体験・利用できます。

IchigoJamの生まれた福井県鯖江市では、全12校の小学校のクラブ活動と、全3校の中学校の部活動としてすでにIchigoJamが導入されています。2020年の小学校でのプログラミング学習の必修化を受け、B Inc.は学校の先生向けの支援や、各地のワークショップに向けた学習教材、応用事例の紹介をより充実させていくことを目指します。
(参考:2020年 「次世代の学校 」小学校でもプログラミング教育スタート! https://fukuno.jig.jp/1366

B Inc.とさくらインターネットは、IoTやAI、ビッグデータを活用したデータ事業での業務提携を2018年6月に発表しました。このたびのIchigoJam BASIC ver1.3発売はその一環です。本件が、オープンデータやIoTによってプログラミングの可能性が広がる現代社会において、こどもたちの教育・成長の一助となることを期待しています。

■『IchigoJam』とは

『IchigoJam』は小さなメモリ(RAM4KB)で動作するIchigoJam BASICをOSとして搭載したプログラミング入門用ワンボードマイコンです。ビデオケーブルでテレビにつなぎ、PS/2キーボードを差し込み、microUSBを電源としてつなぐだけで、プログラミングの学習を始められます。

NXP Semiconductors社のマイコンであるLPC1114FN28用のOS、IchigoJam BASICと『IchigoJam』の回路図を、ご自分でご利用する方には無償で、プログラミング教材としてなど、第三者へ販売・提供する個人や企業向けにライセンス販売を行っています。

■IchigoJamのライセンス契約について

IchigoJamを営利目的で利用する際には1販売数につき150円(税別)が必要です。詳しくは当社問い合わせ窓口までご連絡ください。

■バージョンアップ方法

方法1. 公式サイトからファームウェアをダウンロードしご自身でバージョンアップ
方法2. PCNの有償バージョンアップサービスを利用 https://pcn.club/products/
※製品「IchigoJam」のver1.3への対応は購入時期、販売店によって異なります

製品仕様
製品名IchigoJam(イチゴジャム)
CPUNXP LPC1114 @ 48MHz
メモリ4KB
プログラミング言語IchigoJam BASIC
グラフィックス32x24 テキスト(PCG対応) / NTSCビデオ出力
16x6 テキスト(PCG対応) / AQM1248A液晶ディスプレイ
キーボードPS/2キーボード(ファームウェアでJP/US選択可能)
I/Oボタン、汎用入力x4 (アナログ入力x2) / LED x1、汎用出力x6
(IO切替により入力最大x10、出力最大x10、アナログ最大x6)
PWM x4(2ch)
シリアル入出力(TXD/RXD) 最大115,200bps
記憶媒体内蔵Flashメモリ4つ / 外付けEEPROM対応
参考価格1,500円(税抜)
拡張機能株式会社ナチュラルスタイル製PanCake を接続することで、
80x45 16色+4和音に対応 http://pancake.shizentai.jp/
■ver1.2.3からの変更点
主な変更点
  • IoT関連命令 IoT.OUT/IoT.IN() に正式対応
  • #114Aから#117Fまでの54bytesをI2C通信用として確保
  • RENUMに行番号を数値で指定してある箇所の自動修正機能を追加
  • LOCATEの第三パラメータにカーソル表示スイッチを追加
キー入力
  • 右ALTも左ALTと同等とする
  • 英字キーボードの場合はCTRL+SHIFTでアルファベットとカタカナ(ローマ字入力)を切り替える
  • 無変換キーをALTキーと同等とする
  • ALT+W〜ZでALT+0〜3と同等とする
  • ローマ字入力時の表示方法変更
  • ローマ字入力時に N’ で ン に確定するように変更
高度なプログラミング
  • BPSで-100以下指定でシリアル通信速度の高速指定に変更(BPS-2304→230400bps)
  • BPSの第二パラメータでI2Cの通信速度設定可能(単位kHz) 0:デフォルト400(kHz)
  • I2Cの初期化処理を変更時のみに限定
  • UART4(bit2が1)でキー入力エコーバックシリアル送信
その他の変更
  • FILES0,0でファイル0のみ表示するよう変更
  • 命令と括弧の間の空白を無視するように変更
  • エラーメッセージ抑制をOK0からOK2に変更
  • SOUNDピンをマシン語で使用可能に変更
  • SWITCH時のバージョン表示廃止
  • プログラム実行時にキーバッファをクリアしないように変更
■IchigoJam公式サイト

https://ichigojam.net/

■製品に関するお問い合わせ・お申込み

ichigojam@jig.jp


株式会社 B Inc.の会社概要
社名:株式会社B Inc.(ビーインク)
URL:https://www.b-incorp.com/
所在地:【本店】福井県鯖江市新横江2-3-4 めがね会館8F
【本社】東京都渋谷区千駄ヶ谷5-23-5 代々木イースト4F
代表者:代表取締役社長 福野 泰介
事業内容:IchigoJamに関連する知財の管理。IchigoJamを用いたプログラミング学習に関する企画。
オープンデータの公開促進や施策の企画、関連アプリの企画・開発・提供
さくらインターネット株式会社の会社概要
社名:さくらインターネット株式会社
URL:https://www.sakura.ad.jp/corporate/
本社:大阪府大阪市北区大深町4番 20 号
代表者:代表取締役社長 田中 邦裕
事業内容:自社運営のデータセンターでインターネットインフラサービスを提供

本件に関するお問い合わせ

株式会社 B Inc.
広報担当  Email : info@b-incorp.com

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